2014年02月27日

二本煙突の伝説

伊田町には、封じの神様もいらっしゃいますがこんなこっそりとした伝説があるのをご存知ですか?

二本煙突の伝説
石炭記念公園を散歩してる時にある人が、一人の老婦人に出会った。
祈るように二本煙突を見上げるその姿がやけに印象的だった。

それからひと月くらい経った頃にその老婦人が何かを結んでいる姿を見かけた。
興味を引かれ少しだけ近づいて見てみるとそれは一本の古いリボンだった。
老婦人がその場を離れたときにそばまで行って手にとってそれを見ると、そこには文字が書かれていた。
ふと振り返ると少し離れた場所からまるでいたずらを見つかった少女のような表情の老婦人がこちらを見ていた。
お互いの気まずさはありながらも思い切った様子で老婦人が近づいてきた。
その老婦人は、そんなものをこんなところに・・・とわびながら事情を説明してくれた。

昔その老婦人とご主人は、この街に住んでいて毎日 煙が立ち上るその煙突を見ていた。仲のいい夫婦のように寄り添って立っているその二本煙突を・・・・ そのご主人が大病を患って危ない時期があった それがひと月前
老婦人は、いつも懐かしそうに話していた二本煙突をワラをも掴む思いで訪ねた どうぞ100年ずっと一緒に寄り添って立っているあなた達みたいに私たちもこれからもずっと一緒に 病といえども二人を分たないで・・・と願っていた姿を見かけたわけだった。
そしてご主人は、奇跡的に快復した。そのお礼に今日再び訪ねて昔、ご主人からもらったリボンに字を書いて結んだわけだった。
” いつまでも二人 二本煙突のように・・・・・・”

ハートに見える石や岩場の風景などに願いをかけるカップルなどもいっぱいいるようですが、わが町にも本当に100年以上寄り添って立っているそんな立派な煙突があるわけです。 石炭公園に行ってそのリボンを探してみませんか? あるかも知れないしもうないかも知れない。
新しい願い事をあなたもリボンに託してどこかに結んでみてはいかがでしょう


Posted by いたまち at 19:14│Comments(0)
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